Googleがファーウェイに対するAndroid OSなどの供与・サポート中止の発表がありましたが、すぐにファーウェイはAndroidのアプリをそのまま動作させることができる独自OS(Android互換のOS?)を今年の秋から来年の春には提供できると発表しました。ベースがLinuxでAndroid OSはオープンソースなので、この発表は想定内だったかもしれません。
その後、ARMプロセッサーのライセンス供与の中止の発表がありました。これにより、ファーウェイはAndroidのアプリをそのまま動作させるスマホを開発することが困難になりました(バイナリーレベルでは無理でも再コンパイルで対応?、またはARMのエミュレーションで対応?)。これは、想定外だったかもしれませんが、中国国内向けのスマホなら独自CPUも含め開発できたかもしれません。
そして、さらに重要なものまで供給中止になりました。
それが何かというと、ARMなどのCPUやKirinプロセッサー(HiSilicon)などSoCを開発する際に必要となるCADツール (論理合成ツールやレイアウトツール)を開発しているアメリカの企業、シノプシスやケイデンスまでもがファーウェイへのツール提供を中止するとアナウンスしてしまいました。
これが何を意味するかというと、ファーウェイ(HiSilicon)が半導体の開発・設計をすることができなくなるといういことですよね !?
ということで、スマホはもちろんのこと、今話題の5G関連機器の開発・設計なども難しくなってきました。
アメリカに逆らうと何もできないですね。
中国は降伏するしかないです。